「乾いたタオルで汗を拭く」「制汗剤を多用」…夏のニオイの元「皮膚ガス」発生にご用心

夏本番を迎えると猛暑日が続き、ちょっと外に出るだけでも、汗が噴き出すようになった。
汗をにおいとして感じてしまうのは、皮膚の表面の作用で発生する、皮膚ガスが原因です。
汗にはミネラル、ブドウ糖、アミノ酸、乳酸、尿素などさまざまな成分が微量に含まれていて、皮脂の成分もまざります。
これが皮膚の常在菌の作用によって分解されると、体臭のもとになる皮膚ガスが発生するのです。
夏の紫外線も大敵で、無臭のサラサラの汗をかいた後、
放置すると嫌なにおいに変わってきますので、汗をかいた後のケアが大切になってきます。
【NG習慣1】乾いたハンカチやタオルで汗を拭く
汗はもともと体を冷やすためにかきます。
水分が皮膚の上で蒸発するときに気化熱が必要となり、肌からその熱を奪うため、体温が下がり平熱に保つことができるのです。
乾いた布で汗を拭くと、水分がなくなるので体が冷えず、余計に発汗が促されてしまいます。
ウエットシートなどぬれたもので肌を湿らせて汗を拭くといいでしょう
【NG習慣2】制汗剤をよく使う
制汗剤は使いすぎると、汗腺の機能を低下させてしまうことがあります。
汗腺がしっかり機能していれば、血液に含まれるミネラルやアンモニアなどの成分をろ過して再吸収し、
水に近い無臭のサラサラの汗がつくられます。
しかし、汗腺の機能が衰えると、再吸収がうまくいかず、成分が多く残るベタベタの汗になり、キツいにおいのもとになります。
汗をかいたらシャワーでさっと洗い流すのがベストだが、仕事中などでそれができない場合は、肌着を取り替えることでも十分効果はあるという。
【NG習慣3】お風呂でゴシゴシ体を強く洗いすぎる
お風呂の入り方にもコツがある。お風呂でゴシゴシ体を強く洗いすぎるとかえって逆効果です。
皮脂を落としすぎると、余計に出てきます。
それが加齢臭のもとになることがありますので、汚れはシャワーで軽く流す程度でも十分です。
【NG習慣4】湯船につからないでシャワーで済ませる
暑い時季は、湯船につからないでシャワーで済ませるという人も多いと思います。
汗をかかずにいると汗腺の機能が衰えてしまい、ベタベタした汗が出やすくなるため、
ぬるめのお湯を張った浴槽にゆっくりつかって、汗を出しやすくすることが大切です。
【NG習慣5】冷房の効いた部屋にいて汗をかかない
冷房の効いた部屋にいて汗をかかないというのはよくありません。
身体を動かして汗をかく習慣をつけていきましょう。
あと2カ月ぐらいは暑さと格闘することになるが、汗の対策を怠らないで、嫌なにおいを発生させず、快適に過ごしましょう(#^.^#)
ライズで運動してさわやかな汗をかきましょうヽ(^。^)ノ